黒島にご門徒がおられ、毎月船で渡ってお参りします。
慶長5年3月16日(1600年4月19日)にオランダの商船リーフデ号が漂着した島で、
船には江戸幕府の外交顧問になったウィリアム・アダムス(三浦按針)やヤン・ヨーステンが乗っていました。
2000年4月には、リーフデ号漂着から400年を記念する日蘭交流400周年記念式典のために日蘭両国の皇太子が臼杵を訪れ、オランダのヴィレム=アレクサンダー皇太子は黒島に渡ってヤン・ヨーステン像に献花されました。
⇀黒島 ⇀リーフデ号 ⇀ウィリアム・アダムス(三浦按針) ⇀ヤン・ヨーステン
船長のご門徒さんは見事な操船で、接岸はいつもやさしく安全に岸に渡らせてくださいます。
家のお仏壇にはご先祖の手垢が残る本願寺第13代良如上人(1613~1662)開版の「御文章」が安置され、島の歴史とお念仏に生きられた島のご門徒の歴史が重なるようです。
生死の苦海ほとりなし ひさしくしづめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ のせてかならずわたしける (親鸞聖人/高僧和讃・龍樹讃)