一週間のお彼岸法要を終えました。
今年3月のお彼岸中に実父が往生し、先月のお盆には義父の前住職が往生しました。
その影響はけっこう大きく、お月忌やご法事、それにご葬儀など、いつも以上に慌ただしい七日間となりました。
一方で、いつも法要で座っていた場所にいない事実を、
毎日感じさせられた七日間にもなりました。
しかし、だからこそ、いつも以上にお参りやお手伝いくださるご門徒の姿が有難く、心強く思えます。
七日間、毎日これらる方もあれば、掲示板の言葉を読み、初めてお寺に来られた方もありました。
長いけれど(実際はあっという間に感じられます)、尊く有難い一週間でした。
月影のいたらぬさとはなけれども ながむるひとの心にぞすむ(法然聖人)
蓮如上人はこの歌を引用されて、無明の闇夜を照らす阿弥陀さまのご法話をなされました(『蓮如上人御一代記聞書』)
寂しい時にこそ、阿弥陀さまのお慈悲は明るく、あたたかいものですね。
沈む夕陽にまた会える西方浄土を想い、秋のお彼岸を終えます。
皆さま、ようこそお参りなされました。有難うございました。