午前の佐志生支坊に続き、坂ノ市の本坊も御中日を迎えました。
ほぼ満堂に近いお参りがあり、住職、坊守としてこんなに嬉しいことはありません。
今、皆さんと同じお念仏(同じ親さま…阿弥陀さま)を頂いて、いつか同じお浄土に生まれて往けることを実感できるような、嬉しい気持ちになりました。
この度のご講師は、佐賀市教楽寺御住職、九州龍谷短期大学非常勤講師の藤谷隆之師でした。
住職が2日目に頂いたのと同じご和讃を頂かれてのご法話で、阿弥陀さまのお心の深さを力強くお話くださいました。
先生の研鑽の深さと、力強い話しぶり、そしてふんだんにこめられたユーモアによって、あっという間に一座二席の時間が過ぎました。
「若不生者のちかひゆゑ 信楽まことにときいたり 一念慶喜するひとは 往生必ずさだまりぬ」
分別を超えた慈眼をもって、私たちひとり一人をご覧くださった阿弥陀様は、その愚かさ、その苦しみ、その悲しみを全てご自身の痛みとくださったのでした。
今回は、午前中にご満座を迎えたばかりの佐志生地区から6人もお参りをくださいました。
朝から続けて、そして遠方をようこそのお参りでした。とても嬉しかったです。
感染にきをつけ、ストーブを炊き、換気をしながらのお勤めをしました。
御中日の節目ですので、総代会会長の内田福一さん、仏教壮年会会長の幸 ニ俊さん、仏教婦人会会長の藤田ともこさんがそれぞれご挨拶をしてくださいました。
皆さん、幕や旗立て、お弁当の準備やお掃除など、大変有難うございました。
妙蓮寺は、阿弥陀様のお寺で、皆さんのお寺です。これからもご門徒と一体となって、ご法座を続け、阿弥陀様のお話が聞けるお寺であり続けたいと思います。
明日からもお彼岸のご縁は続きます。
24日のご満座まであと三日。お日様が真西へと帰っていくお彼岸です。
皆様ぜひともお参りください。
親様、阿弥陀様、ご先祖さまがお待ちです。私たちの命の帰る世界、必ず連れて帰るとご一緒くださる阿弥陀様(親)のお話を聞いてゆきます。