勤行の後は、『拝読浄土真宗のみ教え』の「お正月」を皆んなで唱和しました。
次に、お焼香をして、香を阿弥陀様にお供えします。
初めて来られた方もありましたので、はじめにお坊さんで見本と解説をして始めました。
スマホで動画を撮られていた方もあって時代を感じましたが、有難いことです。
年末に入院され、12月の御正忌報恩講に参れず残念だったと言われる婦人会の方が、その入院中にご本山本願寺から配信されてる住職のYouTube法話(記事の下にリンクあります)を聞いて過ごしたと仰ってくださいました。
スマホの普及によって、阿弥陀さまの話が一番聞きたい、今聞きたいと思った時に間に合うようになったのです。
機械音痴な住職ですが、もっと活用できるように勉強しなければと思った一連のできごとでした。
お焼香は、沈香の香りのなかでほどよい緊張感と、時おり笑いがうまれる和やかなひと時となりました。
また、会長の藤田さんが途中で「できるなら声に出してお念仏しましょうね」と仰ったことは、とても頼もしく嬉しかったです。
法話は、お正月の蓮如上人と弟子の道徳さんのエピソードを中心に、「後生の一大事」は死んでからの問題でなく、ただ今、私の問題であることを皆さんと一緒に味わいました。
<住職法話> 蓮如上人新年の挨拶「道徳いくつになるぞ」
いつでも、今にもあっという間に命を終えていかねばならない不安の真っただ中に、阿弥陀さまの方から立ち上がって「南無阿弥陀仏」=「我にまかせよ、必ず救う」とご一緒くださいます。
実は私が聞きたいと思うより先に、阿弥陀さまは先手をとって喚(よ)び通しの仏様であったのです。
皆さん、ご多用のなかようこそのご参詣でありました。
お参りされるご門徒の姿を見るのが住職、坊守の何よりの慶びです。
いや、それ以上に慶んでおられるのは阿弥陀さまですね。
そして、阿弥陀さまに救われて往かれた私たちの先輩方なのです。
〈本山常例布教〉 ※ピンク色の文字をクリックしてお聴聞ください。
法題 「阿弥陀さまがご一緒です」