本日より、お晨朝のご法座が始まりました。
普段は鳴らさない梵鐘を撞いて、皆さんのお参りを促します。
一声一声、明け方の冷たい空気によく響きます。
お勤めは正信偈行譜と和讃、そして大経 『仏説無量寿経』 の繰り読みです。
朝の法話は、その大経に示された、お釈迦様が嬉々として阿弥陀様のお救いを述べられる一段を通してお話致しました。
また、昼座は御開山親鸞聖人がお坊様に成られる際「明日ありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」と詠まれたと伝わる時代背景とお覚悟についてお話を致しました。
明日はその続きからお話致します。
今日の御斎は、ご門徒さんが一人でお作りくださいました。
やはり、お肉卵は使わずの創意工夫が施されたお弁当で、とても美味しかったです。
依然コロナ禍で、いつものように大勢で御膳を作ることがかなわず残念ですが、このようにいろいろなお料理を頂けるのも楽しいです。
お参りから家路につかれるご門徒の後ろ姿を拝します。
今年90歳。頭が下がります。
明日も皆様のお越しをお待ちしております。御斎の担当地区だけでなく、どうぞ皆さんお参りください。