月に一度のお参りと連休が重なりました。
海水浴やキャンプのお客さんで賑わい、黒島も夏色です。
ご門徒が、お仏壇にお供えされていた焼酎をくださいました。
「青い目のサムライ」
横須賀市の酒販「有限会社 按針」から送られてきたそうで、
この黒島に漂着した三浦按針のオリジナルグッズの一つだそうです。
向うでは、大河ドラマへの動きもあるとかないとか…
いまや「青い目のお坊さん」もおられる時代。
そういえば、阿弥陀さまの目も青いとお経に示されています。
「仏眼は四大海水のごとし 青白分明なり」(観無量寿経)
海のように広々として、清らかに青く澄みきった阿弥陀さまの慈眼は、光となって世界中に届きます。
全ての違いや壁を超えて、摂め取って決して見捨てはしないと、お念仏となってくださいます。
目の色を変えて…
目の黒いうちは…
と力む私を、半眼でじっと見つめて・・・
賛否のなか、オリンピックが始まりました。
煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども 大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり
(親鸞聖人/高僧和讚)
煩悩という自己中心的な眼鏡をかけて物事を見る私には、阿弥陀さまの光明を見ることはできません。しかし、その私を見捨ててはおけないと広大な慈悲心を起こして、飽きることも疲れることもなく、常にご一緒くださいます。(私訳)