皆さん、ようこそのお参りでした。
摂受くんに拝読してもらった、今月の『拝読浄土真宗のみ教え』は「光の浄土」です。
お経には阿弥陀さまのお浄土の別名として「無量光明土」と示されています。
俗な言い方になりますが、私たちが帰る世界は暗いところではないのですね。
光に限りがない、量り知れない、至らないところがない・・・そんな仏の国が阿弥陀様のお浄土なのです。
そうすると「ご冥福をお祈りいたします」は浄土真宗には用事なき言葉です。
「冥」は「冥界」「冥途」「冥土」というように「くらい」という言葉なのですから。
お互いさま、待たれている世界、帰る場所があることを聞くことができて良かったですね。
家(お浄土)に帰るのは後ですが、後で帰る家があることが今の安心となっているのです。
「一緒に帰ろう」「必ずお浄土に生まれさせるからね」と今阿弥陀様がご一緒くださることが、慶びなのです。