今月も、皆さんようこそご参集くださいました。
始まる前に役員会会議を開き、お彼岸法要(9月20日~26日)について話し合われました。
法話は、お彼岸についてお取次ぎしました。
古来、太陽が真東から真西に沈むこの時期にお彼岸は勤められてきました。
それは、阿弥陀さまのお浄土の方向が「西方」とお経に説かれてあることが大きく影響しています。
つまり、お日様もお月さまもお星さまも、みな帰ってゆくように見える西方を阿弥陀さまはあえて選ばれたのです。
つまり、死んだらお終いと生きては、先立たれた方の姿を追い求める私たちの悲しみに胸を痛めて、
生まれて往く世界、帰って往ける世界を知らせんが為に、日が沈む時、美しく染まる西方にお浄土を建てられたとお経に示されるのでした。
「鳥栖」の「栖」は「巣」と同意で、鳥が一日を終えて帰る場所を表します。
夕焼け空を表現する「茜雲」の「茜」にも「西」という字が使われています。
暗い所に往くのではないのですね。帰る場所を聞くことができて良かったですね。