御中日は雨の影響か、例年より少し参詣者は少なかったものの、お出にくいなかに多くのお参りをくださってとても嬉しいことです。
お彼岸最終日のご満座。
大工をされているご門徒さんが、午後からの仕事に余裕ができたとのことで、大工仲間を誘って作業着のままお聴聞にみえました。
お寺を選んでくださったことも、作業着のままパッと来てくださったことも、なんとも嬉しいことでした。
さらには、大工仲間の方のお顔が、2年ほど前にお浄土に先立たれた総代さんにそっくりで、皆さん驚いたり懐かしがったりで、住職の私自身、不思議なご縁を感じています。
今回初めてお寺に来て、法話をお聴聞されたそうですが、阿弥陀さまの、お浄土の話に思うところがあられたのでしょう。
目から涙を流しながら聞かれ、後からこんなに良いものとは知りませんでしたと仰ってくださいました。
最後は、幕などの片付けまでご一緒くださり、お彼岸の最終日にお浄土より大切なご縁を、宝物を頂いたようで、大変尊く有難いことでした。
仏法不思議といふことは、弥陀の弘誓になづけたり(親鸞聖人)