やれ寒ぶ やれ寒ぶ
足もぬくめ 手もぬくめ
なむあみだぶで 心ぬくめて
(浅原才市同行)
※浅原才市(クリック)
12月に入っていよいよ寒さが増してきました。
足や手は、ストーブや炬燵で温めることができます。
でも、心はどうすれば温もるのでしょうか。
寂しい、悲しいという心のありだけを、友人や家族に聞いてもらえる人はいいですね。
その一端でも、分かってもらえる場所がある人は、そこに心があたためられることでしょう。
でも、なかには孤独のなかで、寂しさや悲しみを誰にも聞いてもらえず、わかってもらえないという方もあります。
そんな時、私たちの先輩方は「なんまんだぶ」「なまんだぶ…」とお念仏されてきたのです。
お寺の本堂やお仏壇、そしてお墓の前で。
また、田畑を耕し、漁をし、炊事、洗濯をするなかでお念仏されてきました。
自宅や病院や施設での夜。
寂しくて辛くて眠れない時にも、頭から布団をかぶって「なんまんだぶ」「なんまんだぶ・・・」とお念仏申されてきたのです。
「なんまんだぶ」は阿弥陀様がご一緒くださるすがたです。
自ら発した声でありながら、そのままが阿弥陀様の喚び声なのです。
「独りじゃないぞ」「ずっと一緒にいるよ」「何があっても見捨てはしない」「死んで終わるんじゃない。我が国に生まれてゆくんだ」「さよならじゃない。また会える命になるんだよ」と。
お念仏に出遇えて良かったですね。
【御正忌報恩講】
今年も12月9日~16日。
ご講師は、行橋市の野田成敏師です。
先生は、教学に明るく、節談説教も得意とされる先生です。
そこで、この度は高座説教でお取次ぎをくださいます。
皆さんとお念仏して、心をぬくめて新年を迎えたいものです。
法務員の摂受くんが、率先して草取り。
その姿に促され、私も空いてる時間で草取りをしました。
皆様のお越しをお待ちしております。